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皮膚科による最新のシミ治療。シミ・肝斑・くすみを改善させる方法

[2025.12.06]

多くの方が、レーザーでシミを消せると思っています。

レーザーは優秀なシミ治療で、表面のメラニンを壊すことに関しては効果的な手段のひとつです。

しかし、レーザーだけでは完全に治療ができないケースもあります。

特に、肝斑や長年続くくすみを抱えている方では、

「表面の色は薄くなるのに、なんとなく暗さが残る」
「治療してもまた戻ってしまう」

という現象が起きやすくなります。

これは、目に見える茶色いメラニンとは別の問題が起きているためです。

シミの種類は複数。だから治療も複数。

一般的にシミと呼ばれるものには、性質の異なるさまざまな色素性疾患が含まれています。

  • 表皮にメラニンが溜まっているもの
  • メラノサイトが過敏に働き続けているもの
  • 皮膚の構造が歪んでいるもの
  • 真皮の深い層まで色素が落ち込んでいるもの

実際の患者さんの多くは、これらが複数同時に混ざっています。

つまり、ひとつの治療を当てれば一気に解決するという単純な状態ではないのです。

レーザー治療は「壊す治療」として優秀

レーザー治療は、色のついた細胞(メラニン)に反応し、それを壊すことでシミを薄くします。

浅いシミはレーザーでしっかり反応し、数回の治療で目に見えて薄くなることも多いです。

深いシミでも、適切なレーザーを使用すれば改善は期待できます。

ただし、壊すだけでは解決しないタイプもあります。

その代表が 「肝斑」です。

肝斑は、壊しても戻ってしまう

肝斑は、メラニンが増えていることよりも、メラノサイトが刺激に敏感になり、働き続ける状態が原因です。

そのため、レーザーで一時的にメラニンを壊しても、根本の活動性が落ち着かない限り、また色が戻ってしまいます。

場合によってはレーザーの刺激そのものが悪化要因になることもあります。

さらに、肝斑で以下の問題が複合的に絡んでいます。

  • 基底膜の弱り
  • 真皮の血管造成
  • 線維芽細胞の老化

つまり肝斑は「シミの一種」というよりも、皮膚全体の機能異常が絡む複合的な疾患なのです。

当院の最新治療ではニードルRFでアプローチ

シミ(肝斑)やくすみの治療で重要になるのが、ニードルRF(ポテンツァ)です。

ニードルRFは「皮膚の深さを選び、熱を届けられる」という特徴があります。

レーザーとは異なり、狙った層へエネルギーを届けられます。

実際のニードルRFで狙う深さは以下のとおりです。

ニードルRFの打ち方については、過去の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。

レーザーでシミ消しに失敗する・肝斑に効くレーザー治療はある?とお悩みの方へニードルRFがおすすめ

レーザーとニードルRFを組合すことで、よりシミが改善する

シミ治療は「壊すべきものは壊す。整えるべきものは整える」と考えると良いかと思います。

  • レーザーは表皮のメラニンを壊すのが得意
  • ニードルRFは深い層の機能異常を整えるのが得意

この二つを組み合わせて、表面のシミも深いくすみも含めて治療できるのです。

実際にレーザーで改善しきれなかった部分がニードルRFで仕上がるというケースは非常に多いです。

シミ治療は皮膚科によるオーダーメイドコースで改善

シミ治療は、レーザーだけをおこなえば改善するものではありません。

無理にレーザーを続けても、くすみが残ってしまったり、シミが戻ってしまったりします。

そのため、肌の状態を見ながら、必要に応じてニードルRFに切り替えると良いです。

当院では、肌診断の記録を積み重ねながら、どの層に異常が残っているのかを判断し、レーザーとニードルRFを組み合わせます。

もし「レーザーを何回やってもすっきりしない」と感じているのであれば、当院のオーダーメイドコースをおすすめします。

オーダーメイドコースはこちら

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