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シミの治療におけるニードルRFの役割。シミを消したい方へ

[2025.11.22]

「このシミをレーザーで取ってください」と言われる方が多いです。

しかし、実際にはレーザーだけでは改善しきれないケースがあります。

特に、シミが繰り返し出てしまう方の場合、メラニンを作る細胞が過剰に働いていることが多く、レーザーだけで綺麗な肌にするのは困難です。

こうしたケースに対して、ニードルRFは肌の土台にアプローチし、レーザーだけでは治療できないシミやくすみを綺麗にします。

なぜレーザーだけでシミは改善しないのか?

レーザーでシミが取り切れない理由は、メラノサイトが活発に働いているからです。

メラノサイトが活発な方は、シミがとれにくく、繰り返しやすい特徴をもちます。

そのため、レーザーでは十分に綺麗になりません。

ニードルRFは基底膜の修復によりメラノサイトを落ち着かせる

ニードルRFが効果的な理由は、基底膜にアプローチできるからです。

基底膜は表皮と真皮の境目にある非常に薄い膜で、皮膚のバランスを維持する役割を担っています。

シミを繰り返しやすい方は基底膜が弱っていることがあり、メラノサイトも暴走しやすいです。

ニードルRFは基底膜に熱を加えることで壊れかけた基底膜の修復を促します。

これにより、メラノサイトの働きを落ち着かせられるのです。

当院でのニードルRFの位置づけ

代表的なニードルRFにはポテンツァやシルファームがありますが、当院では導入の経緯からポテンツァを使用しています。

いずれの機器においても、大切なことは「どの組織をターゲットにするのか」です。

当院では、レーザー治療を進めても治りきらない色むらを改善させるため、またくすみが強くシミ取りできない場合にニードルRFを組み合わせます。

レーザーでは取り切れないシミの治療として

シミ治療では、途中まではレーザーでしっかり反応していても、十分にシミがきれいにならないケースがままあります。

そのようなシミの場合は、ニードルRFで改善できることがあるのです。

レーザーは黒いものなどをターゲットして照射するもので、表皮のどの部分に作用するかは相手の色次第でばらばらにあたるものであるのに対して、ニードルRFは狙った深さに対して正確に(例えば皮膚の基底膜近く、真皮浅層の異常な血管など)熱を届けられます。

ニードルRFの針の長さを調節することで、シミ・くすみ・肝斑の原因となっている層にアプローチできます。

ニードルRFを使用したシミ治療の例

以下は、レーザー主体の治療からスタートし、ニードルRFを追加した当院の症例です。

治療の進行にあわせて工程を切り替えることで、レーザーだけでは残っていた色味の改善が進んでいきます。

どの段階でニードルRFを使うのか

しみ・肝斑・くすみを治療する先に最初にレーザーを打つのかニードルRFから始めるのかは、症例により様々です。

肌診断機を用いて正確にお肌の状態を診てメラノサイトの活動性を推定して治療計画を立てます。

ある程度うすくできそうなシミがある場合にはまずはレーザーによるシミ治療を進めていくことが多いですし、くすみが強くてレーザーには耐えられないお肌と判断した場合には最初からニードRFを主体として治療を行うこともあります。

メラノサイトの活動性が重要

少し治療を進めていくと、メラノサイトの活動性が明確になります。

レーザーによりシミやくすみが改善した場合にはメラノサイトの活動性は低いと判断でき、色味を取っていくレーザーを引き続き使っていきます。

一方で、レーザーで色味が改善しにくい場合にはメラノサイトの活動性が高いと判断して、メラノサイトの刺激にならない治療(ニードルRFや一部のレーザーなど)を組み合わせて色味の改善を進めていきます。

このように治療を進めるためには、毎回肌診断機を撮影することが重要です。そのため、当院でのオーダーメイドコースにおいては毎回肌診断機を撮影して治療を進めていきます。

過去には写真を用いて判断していたのですが、光の入り具合によって条件が変わるため微妙ね色味の変化には気づきにくい難点がありました。

オーダーメイド治療においては精度を上げるために肌診断機の撮影が不可欠です。

肌診断機の導入後は次の治療の判断がかなりしやすくなったと思っています。

治りにくいシミはレーザーとニードルRFを併用します

レーザー治療を繰り返しても「シミが綺麗にならない」と悩まれている方もいるかと思います。

そのような方には、ぜひニードルRFの併用がおすすめです。

当院では、レーザーとニードルなどを組み合わせたオーダーメイドコースを用意しております。

ぜひ繰り返すシミに悩まれている方は、オーダーメイドコースをご検討ください。

オーダーメイドコースはこちら

 

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