美容皮膚科におけるヒアルロン酸の知識と技術のアップデートについて
ヒアルロン酸治療に関する情報は、インターネットやブログを通じて多くの人が発信するようになりました。
その結果、ヒアルロン酸治療についてある程度の知識を得ている人もいるのではないでしょうか。
しかし、一般的に語られる情報の多くは、個々の体験談や施術の効果に関するものです。
本ブログを見ていただいている方にぜひ知ってほしいのが、ヒアルロン酸が学問として確立されつつあるということ。
昨今では、学問としての内容もアップデートされているのです。
そこで今回は、現在のヒアルロン酸治療についてお伝えしていきます。
ヒアルロン酸は学問として確立されつつあります
これまでヒアルロン酸治療は、各医師が独自の経験やセンスをもとに施術を行ってきました。
しかし、ここ数年でヒアルロン酸に関する学術的な研究が進み、学問としての体系が確立されつつあります。
特にこの5年ほどで、解剖学や美容医療の視点から「どこにヒアルロン酸を注入すれば最も効果的か」という知見が蓄積され、治療の精度が格段に向上しています。
また、医師の間でも、正しい注入技術を学ぶための教育や研修を受ける人が増えてきています。
当然ながら、私も学んでいます。
最近では、若い先生で一生懸命学んでいる人も見られるようになりました。
ちなみに、以下画像のような形で勉強しています。
学問によってヒアルロン酸治療の安定性は向上する
学問として体系化されることで、ヒアルロン酸治療の安定性は向上していくと考えられます。
従来は、医師ごとの経験や感覚に頼る部分が大きく、施術の結果にばらつきもありました。
しかし、学問により、以下のように変化していくと想定されます。
- 適切な注入箇所が科学的に明確になり、医師による違いがなくなる
- より安全な施術方法が確立される
これらの進展により、安定した結果を得やすくなり、患者さんにとっても安心して治療を受けられる環境になっていくでしょう。
施術レベルの差は縮まっていくと予想
現時点では、医師によってヒアルロン酸の施術方法に違いがあります。
例えば、正しい注入箇所を知らず、経験則やセンスに頼る医師もいました。
もちろんこれまでは体系化されていなかったので、経験則やセンスで施術することがダメというわけではありません。
ただ、今後については学問として体系化され、「こっちの方が効果がありますよ」というものがわかりやすくなるので、数10年後には大きな技術差がなくなり、より効果的な治療が確立されていくかと思います。
これからのヒアルロン酸治療
ヒアルロン酸の学問が確立され、体系化することで、よりヒアルロン酸の効果を感じられる患者さんが増えていくと思います。
さらに、その結果として「骨が小さくなり老化してきた」→「じゃあ ヒアルロン酸治療をしよう」という考えをもつ方も増えていくでしょう。
ですから、これまでヒアルロン酸治療に不安を感じていた方も、ぜひこれを機にヒアルロン酸治療を検討してみてはいかがでしょうか。
お伝えしたように、当院もヒアルロン酸治療について改めて学び直しています。
ご不明な点やこれまでとの違いについてもお伝えできますので、ぜひお気軽にご相談ください。
ヒアルロン酸治療については、以下の記事も参考にしてください。