背中に薬を塗る道具|おすすめアイテム3つ
軟膏や保湿剤を背中に塗る際、手が届かずに塗りにくいと悩まれた経験がある方もいるのではないでしょうか。
このような場合、本来であれば誰かに塗ってもらうのが一番良い方法です。
しかし、一人暮らしであったり周りに誰もいなかったりする場合は、自分でどうにかするしかありません。
そこで、本記事では、自分で背中に薬を塗る方法について解説します。
背中に薬を塗るときに便利な道具の選び方
背中に薬を塗るときに便利な道具をインターネットで調べると、いくつかのアイテムがヒットします。
ただし、「塗れるならどれでも良いだろう」と適当に選んでしまわないようにしてください。
使ってみた結果、納得いくような使いやすさを感じられないというケースもあります。
以下で、道具を選ぶ際のポイントを紹介するので、参考にしてみてください。
清潔に使える
薬を皮膚に塗るものですから、清潔さは重要です。
たとえば、簡単かつしっかりとお手入れできるようなものが良いでしょう。
可能であれば、付け替え用のパッドがあるものだとなお良いです。
全長が長い
背中に塗るための道具なので、長さも重要です。
あまりにも短すぎるものだと届いてほしい部分に届かなくなる、本末転倒になってしまいます。
余分に長すぎるのも使い勝手が悪いですが、しっかりと届かせたい部分に届く位の長さであるかを確認しておきましょう。
長さを調節できる
適した長さで使うのであれば、自由に調節できるようなアイテムが良いでしょう。
当然ながら、人の背中の大きさは異なりますから、調節できる方が利便性が良いです。
薬が垂れにくい設計
液状の薬を塗る場合であれば、液体が垂れない設計のものを選びましょう。
薬を背中に塗る道具のなかには、塗り部分に突起のついているものもあります。
ただし、完璧に垂れない設計ではないので、適切な薬の量は自身で調節してください。
背中に薬を塗る道具はどこで買える?
背中に薬を塗る道具は、簡単に購入できます。
調査した限りでは
- ドラッグストア
- 100円ショップ
- インターネット
で購入可能です。
「背中に薬を塗る道具」でインターネット検索すればヒットしますので、探してみてください。
世の中にはこんなアイデアもあります
今すぐに背中に薬を塗りたい場合には、以下のような方法もあります。
- 30cm定規を使って薬を塗る
- 孫の手などを使って手作りで塗り棒を作る
ただし、清潔さには欠けますので、あまりおすすめはしません。
背中に薬を塗る道具として使えるもの
背中に薬を塗る道具として、良さそうなものをピックアップしました。
- 背ヌール
- 背中ぬりぼう
- 軟こうぬりちゃん
それぞれの特徴を解説するので、参考にしてください。
セヌール
セヌールは「塗るまごの手」というキャッチコピーで販売されている人気商品です。
シリーズごとにアップグレードされており、2024年10月現在では「セヌール4」まで販売されています。
長さの調整、抗菌加工、垂れにくい塗布面などの工夫が施されており、最も適しているアイテムといえます。
背中ぬりぼう
背中ぬりぼうは、コンパクトで持ち運びもしやすいアイテムです。
テレビ番組でも紹介されるほどの人気商品。
取り扱い方法も簡単なので、どんな方でも使用できます。
軟こうぬりちゃん
軟こうぬりちゃんは、幅広い使用用途で便利に使えるアイテムです。
軟こうを塗るだけではなく、孫の手や湿布剥がしにも使えます。
取り替えパッドも販売されているので、清潔に使いたい方にもおすすめです。
自分で背中に薬を塗る正しい方法
背中に薬を塗る際には、正しい方法で塗っていきましょう。
以下でポイントを解説しますので、自分で塗る際に参考にしてください。
擦り込ませ過ぎない
薬を塗る際には、力を入れずに優しくの伸ばすようにしてください。
刷り込ませようと余計な力が加わると、肌を傷めてしまう恐れがあります。
患部の中心から周囲に広げていく
広範囲に塗る場合は、患部を中心にして徐々に広げるように伸ばしていきましょう。
とくに背中は自分では見えない部分なので、適切に患部に塗布するためには、この方法が有効です。
ただし、ステロイドなどの強い薬は、患部以外に塗ってしまうと副作用が出る恐れがあるので、あまりも広範囲に塗らないように注意してください。
薬の塗り順を守る
いくつかの塗り薬を処方されている場合は、医師の指示に従って順番を守って塗ってください。
その際に、薬を背中に塗る道具を使用する際は、必ず塗るたびに洗うようにしましょう。
背中に自分で薬を塗る場合の皮膚科からのアドバイス
背中に薬を塗る道具は、もっておくと便利に使えます。
しかし、皮膚科医としてはあまりおすすめできません。
やはり、清潔さに欠ける点や皮膚をかくようにしてしまい傷つけてしまう恐れがあるからです。
そのため、道具はあくまでどうしようもない場合に使用してください。
周囲に頼れる人がいるのであれば、塗ってもらうのが一番良いです。
まとめ
今回は、背中に薬を塗る道具をいくつか紹介しました。
しかし、上記でも解説しているように、本来であれば誰かに頼るのが最も良い方法です。
どうしても自分で塗る以外の方法がないときに、適切に使用してください。