肌質改善の治療|リズネとボライトの比較
肌質改善の注射として、当院ではいくつかの選択肢を用意しております。
ただ、初めてこれらの治療をうける方は、どの製剤がどのような悩みに適しているのか悩まれる方も多いでしょう。
そこで今回は、昨今注目されている「リズネ」と「ボライト」の違いについて解説します。
ぜひ肌質で悩まれている方は、以下を参考にご自身のお悩みに合ったものをお選びください。
リズネとボライトの特徴
まずは、リズネとボライトの特徴について解説します。
下記にそれぞれの治療内容・成分・特徴をまとめましたのでご確認ください。
リズネ | ボライト | |
---|---|---|
治療内容 | 肌細胞の再生を促す治療 | ヒアルロン酸注入による肌質改善治療 |
有効成分 | サケ科の魚類DNAから抽出された成分「ポリヌクレオチド」 | ヒアルロン酸 |
特徴 | ・リジュランの後発品 ・リジュランよりもPN純度が高い ・リジュランよりも痛みが軽減 |
効果が持続しやすい |
リジュランとは?
上記のリズネの特徴で「リジュラン」が出てきていますが
「リジュランって何?」
と思われる方もいらっしゃると思いますので、簡単に解説します。
元々、リズネはリジュランの後発品です。
10年の特許権満了にともない、リジュランの後発品として発表されたのがリズネです。
そのため、効果には大きな違いはありませんが、リズネの方が比較的安価で、痛みも軽減されています。
リズネとボライトの効果持続期間
リズネとボライトでは、効果の持続期間が異なります。
当院の調べによると、下記のようになります。
リズネ | ボライト | |
---|---|---|
効果持続期間 | 3回の治療で9か月~1年持続 | 1回の治療で約9か月持続 |
持続期間だけを見ると、ボライトの方が少ない回数で長期間持続するように見えるかと思います。
しかし、その点だけで「ボライトの方が良い」とは判断できません。
リズネとボライトの大きな違いは「肌育成」と「ヒアルロン酸注入」
リズネとボライトを検討する際に理解しておいてほしいのが、リズネは「肌育成効果」があり、ボライトは「ヒアルロン酸注入」という点です。
リズネは、文字通り「肌の育成」ですから、注入することで肌自体を変えていきます。
一方でボライトは、ヒアルロン酸注入なので、いつか消えてなくなってしまうものです。
それぞれの効果を、わかりやすく下記にまとめました。
リズネ | ボライト |
---|---|
・長期的にみると肌質が改善される ・即効性は感じづらい |
・ヒアルロン酸で体内に吸収されてしまうため、打ち続ける必要がある ・自分の肌を変えるという点では効果を感じづらい ・即効性は感じやすい |
リズネとボライトはどんな肌の悩みに適している?
「どんな悩みにどちらの製剤が適しているのか?」と悩まれる方のために、当院が適していると考える使い分けについて解説します。
ただし、個人の肌の状態によっても異なるので、以下は参考程度に留めてください。
リズネは「小じわ・ハリ」などに悩まれる方に適しています。
「透明感のある肌にしたい」などのお悩みであれば、リズネをおすすめします。
ボライトは「乾燥肌・乾燥小じわ」に悩まれる方に適しています。
乾燥肌があまりにもひどかったり、アトピーがあったりする場合には、ボライトをおすすめします。
実際にどちらが適しているかは、カウンセリングを通じて提案しますので、まずは肌のお悩みについてお聞かせください。
製剤は求める結果に合わせて選びましょう
「リズネ」と「ボライト」のそれぞれの特徴についてまとめました。
リズネは昨今流行っている製剤なので、なんとなく「リズネが良さそうなのではないか」と考える方もいらっしゃるかと思います。
しかし、「流行っている製剤=求める結果が手に入る」というわけではありませんから、必ず専門家に相談してご自身の悩みに合わせた製剤を選んでください。
当院でも、リズネ・ボライトのどちらも選択可能ですが、必ずカウンセリングを通じて適したものにおすすめしています。
どちらを注射すれば良いかわからない場合は、ぜひ一度ご相談ください。